りんごの種類

ふじ
年間生産量約1230万t。 1939年 に青森県藤崎町にあった農林省園芸試験場東北支場(現在は1962年に移転統合され 農林水産省 果樹試験場盛岡支場)が国光とデリシャスを交配させ生まれ、 1958年 に「東北七号」と仮称命名され、 1962年 に「ふじ」と命名された。品種名の由来は、藤崎町の「ふじ」からきている。甘みが強く歯ごたえもよいし日持ちもする、日本で最も一般的に栽培され、日本国内のみならず海外にさかんに輸出されている。世界的にも最も生産量の多い品種であることが2001年に米国人学者達による調査によって確認された。中国・北アメリカ・オーストラリアなどでの栽培が多い。無袋で日光を十分に浴びさせて栽培したものは「サンふじ」の名で出荷される。

デリシャス
年間生産量約930万t。 アメリカ で誕生し、 1913年 に 岡山県 の花房省吾の手によって日本に導入された。

ゴールデンデリシャス
年間生産量約880万t。アメリカの ウェストバージニア州 で偶発実生として発見された品種。日本には 1923年 に導入された。

王林
福島県 の大槻只之助がゴールデンデリシャスと印度を交配させ生まれる。緑色に斑点のついた外見が特徴の晩生品種で、香りと甘みが強い。 1952年 命名。貯蔵性は非常に優れており、春先までよく出回っている。

紅玉
1800年 頃、アメリカ ニューヨーク州 のリック農園で偶発実生として発見。 1871年 に 開拓使 によって導入され、 1900年 に紅玉と命名。その名の通りつややかな深紅のリンゴで、やや小玉で酸味が強く生食用としては一般的ではないが、芳香があり菓子(アップルパイ)などへの加工用途に用いられることが多い。

つがる
果汁が多く、甘みが強い。 1930年 に 青森県 りんご試験場でゴールデンデリシャスと紅玉を交配させて作り出される。 1970年 に「青り2号」と仮称命名され、 1973年 に「つがる」と命名。 1975年 に種苗登録される。

千秋
果汁が多い深紅のリンゴ。 1980年 品種登録。秋田県で作成され 千秋公園 の名から品種名がとられた。

アルプス乙女
ミニりんご。実の重さは30gほど。 1964年 、 長野県 松本市 で波多腰邦男がふじと紅玉の間の実生から発見した偶発実。

世界一
最大の品種。500 - 1000gほどの大きさになる。 1930年 に青森県りんご試験場がデリシャスとゴールデンデリシャスを交配させ生まれる。

印度
日本初の品種。 1875年 に 弘前市 で誕生したとされるがその経緯は不明な点が多い。実は堅いが、甘味が強くて酸味は少ない。戦後、高級リンゴとして出回ったが、その後、他品種が広がるとともに一時姿を消す。 2002年 頃にまた同国内で出回るようになった。

旭 ( McIntosh )
1870年にカナダのアラン・マッキントッシュ農園で偶然発見された品種。北米ではポピュラーな品種。早生で強い芳香があるが、日持ちがしないために日本ではほとんど出回らなくなっている。積雪に強いことから北海道でわずかに栽培されている。パソコン「 Macintosh 」の名前の由来。

ジョナゴールド
1943年 、アメリカの ニューヨーク州 立農業試験場でゴールデンデリシャスと紅玉を交配させて生まれ、1970年に秋田県果樹試験場によって導入された。酸味と甘みのバランスが良く、生食の他にお菓子・料理用に向く。

アメリカ原産の早生の小玉リンゴ。8月下旬に熟するが、8月上旬に未熟な状態で収穫され青リンゴとして売られている。

フラワー オブ ケント
俗称、 ニュートンのリンゴ 。近代理論科学の先駆者ニュートンが落ちる実を見て「万有引力の法則」のヒントを得た話で有名な樹。落果しやすい性質を持ち、生食用ではなく、料理用として使われる品種。